それはただの悲劇でも、痛みしかもたらさない過去でも、残酷な歴史の一幕でもなく。
やがて人が永遠と呼ぶ、確かに存在した救いのかたちだった。



斜陽のひかり



誇り高き王に捧げる、祈りという名の物語。





人物紹介

序 傷と呼ぶには愛しすぎた      褪せない約束の内容を思い出しながら。
物語の始まり 1         ためらいを感じたのはほんの一瞬だった。
金のひかりと獅子の王 1        『黄金の国』レファレンディアのために。
黄金の国レファレンディア 1        最後の慈悲に感謝いたします、と。
許されない願いでも 1        「それなのに……神さまは、残酷だな」
裁定者 1        光が宙を裂いて大地に振り下ろされた。
誰がために剣を取る 1        「つきあってやるよ。最後まで」
紅の覚悟 1        命が尽きる瞬間まで戦い続けようと思った。
王者の帰還 1        『お帰りなさいませ、われらが王』
最後の約束 1        記憶の中に刻みつけようとするように。
さよならの代わりに 1        今はもうここにはいない戦神の名だった。
愛しい言葉 1        眩いひかりの中に見えた気がした。
終 いつかすべてが終わる日に      今さらすぎて口に出せない本音の代わりに。





番外編


雨が降り止み、雲が切れ 1        それは、ずっと焦がれ続けていた金色の。







後書き代わりに30の質問







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ヒトコト

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